キリムの種類


キリムにはたくさんの種類があり、産地、部族によってテイストが異なります。
ここでは産地別の特徴や織りについてなどをご紹介いたします。


*** キリムの産地 ***
カイセリ 中央アナトリア(トルコ)

やわらかいウールで太めに撚った糸でざっくりと織っているのが特徴です。キリムの産地としてはとてもメジャーでポピュラーです。比較的リーズナブルなものが多いです。多くのキリムを作っている主要産地の一つで、シルクのキリムも見られます。

ムット 中央アナトリア(トルコ)

トルコの東西にわたるタウラス山脈の南にある村で、10世紀頃に中央アジアから移動してきたモンゴル系遊牧民とトルコ東部から移動してきたクルド人が住んでいます。縦糸、横糸ともにしっかり撚られた羊毛を使い、質感を生かしたキリムが見られます。ネイティブアメリカンのナバホ族の毛織物と類似性があると言われています。

コチャン イラン

コチャンはイラン北東、トルクメニスタンとの国境近くに位置しています。呼び名はコチャン以外にグーチャンやグッチャンとも呼ばれています。色は茶色をベースにしたものが多く、自然で素朴な感じがするキリムです。人や動物のかわいらしいモチーフが織られているものが多いです。

*** キリムの織り方 ***
平織り(つづれ織り)

縦糸に横糸を通し、横糸の目を詰めていくと横糸が縦糸を覆い隠します。これがつづれ織りです。つづれ織りは横糸だけで織り出すために、表と裏が同じ模様に仕上がります。これが基本の織り方になります。

スマック織り 

平織りの地織りに、新たな横糸で縦糸1〜2本を表から裏に巻いていく技法です。より丈夫なキリムに仕上がります。コーカサス地方でよく見られる技法ですが、イランやトルコでも織られています。

ジジム織り 

平織りの地織りに、異なる色の糸を追加し、縦糸に絡ませながら模様を作ります。追加の横糸は少し太めの糸が使われることが多い為、刺繍のように模様が浮き上がって見えます。




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